軽井沢における建築(雨樋)
軽井沢に建築をする上で考慮しておきたいことは沢山ありますが
今回は「雨樋」についてご説明いたします。
通常、屋根の先端についている横雨樋に屋根雨水を集めて、
建物外壁に付随した竪樋に水を流して地面へ浸透させます。
しかしながら、軽井沢の建築においては雨樋をつけないケースが多いです。
その最大の理由は、建物周辺にある樹木の落ち葉が雨樋に詰まってしまうためです。
しかしながら雨樋をつけないだけですと、使用上の不便は生じますので、
屋根からの雨水を雨落ち砕石などで地面に浸透させやすくしたりします。
また、横雨樋だけをつけるケースはあり、その場合は落下部分への砕石や浸透層の計画が必要です。
さらに、雨がウッドデッキなどに落ちる場合は、グレーチングなど水を地面に逃がしてあげることで、
ウッドデッキに雨水が当たって外壁を濡らすことを低減することが可能です。
このように、雨樋ひとつとっても、その時々で計画の仕方が様々です。